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いけません
という声がしたので
もう少し待ってみると 声の主は
死んだ人の言葉なんか信じてはいけません
と連呼した
ここで面白いのは
その声が すでに死んでいるということだ
業務用冷蔵庫はそういう資料に事かかない
消費期限は三十五年遡った
生きた人間達はというと
ラップされて
バーコードを貼られて
発泡スチロールの受け皿にきまり良く納まっている
汗とも 涙ともつかない赤い汁に浸りながら いつも
居心地の悪そうな顔して
はやくシートをかえてくれ
と嘆いている
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164・20120720・うた
-

口の端からおたまじゃくしが一匹逃げていった
水たまりは思ったより深かった
だから頭がすっぽりおさまって
吸った 
満たされた ぼくは
人間だった頃の生理的嫌悪を思い出して
ぶるぶると
震える
163・20120708・うた
-
まぶしい
夏の日のように
友だちの叱咤がきこえる
おまえはまた騙されているのか
時折の轟音が
生活をふるわせる
ひとつの点が雲になって
尾をひいたときの
漠然とした
白さ
162・20120630・うた
ふるい
生姜の中で
台所の話しをした
えびの背綿が積み上げられて
自我を持った塊になるまで
したごしらえには
そんな
気もちが膨らんでいく
おっかない気もち
湯げで窓を曇らせるような
もやもやする まぶしさになって
そもそも
料理というものは
終わりそうになると
いつも目当ての駅に着いてるから
そうだね
予定よりずっと早く
帰ってしまう
161・20120507・うた
-
いかないで
いかないで って
ぼくは
いつもよくにた
ことばをすりへらす
うわごとのように
けいてきのように
しつこく
なりひびく
つかれたとき
なにもかも もう
どうでもいいというときの
きみ
どんなふうにして
しずんでいく
160・20120501・うた
青白い
光が差して
私はふき飛ばされた
新しい時間が呼びよせた
厚い壁のような空気に
空を見失いながら
わたしは張り裂けんばかりの風笛を聴いた
あれが聞きなれた言葉なら
きっと おはようと言っているんだ
幾億の人間のあいさつが私を
朝へ連れてゆこうとしている
159・20120425・うた
-
別れの手紙をつきつけて
あなたはどこかへいってしまった
とうとう愛想を尽かされたのだ
心あたりはいくらでもあった
いつともなく雨が降っている
叩きつけるように
ながいながい窮屈な柱
そのふもとに
ぼくたちの心はただ刺さっていた
157・20120329・うた
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