せかいとことばは
ぼくらにとって
なにかかんじたそのときに
そのつど うまれるふたごであるから
おおきくなるまで
はなればなれはかわいそうだろう
にてひなるふたごを
わけへだてなくそだてる
ぼくらにとって
なにかかんじたそのときに
そのつど うまれるふたごであるから
おおきくなるまで
はなればなれはかわいそうだろう
にてひなるふたごを
わけへだてなくそだてる
うた | 20080819 |
com:0
満月のよるに釜をあけ
つやつやの猫のにこげに トパアズと
からすうりの花びらみっつ
そっとそのなかに
うらわかい 乙女の涙をまぜたなら
あらふしぎ!
いつものすべては憂いをおびて
いつものすべては影をふくんで
短いよるがこいしくなるのだ
つやつやの猫のにこげに トパアズと
からすうりの花びらみっつ
そっとそのなかに
うらわかい 乙女の涙をまぜたなら
あらふしぎ!
いつものすべては憂いをおびて
いつものすべては影をふくんで
短いよるがこいしくなるのだ
うた | 20080806 |
com:0
さみしいだれかは
さみしいだれかの、その
顧みることを知らない背中に
目を伏せるのだろうか
わたしはついてはゆけないと
あきらめてしまうのだろうか
底なしの鏡の上を
沈むことなく歩けたら、その先には
だれか人の手があるだろうか
さみしいだれかの、その
顧みることを知らない背中に
目を伏せるのだろうか
わたしはついてはゆけないと
あきらめてしまうのだろうか
底なしの鏡の上を
沈むことなく歩けたら、その先には
だれか人の手があるだろうか
うた | 20080726 |
com:0
きょうやっと
土に両手を合わせました
その愛は、愛と呼ぶことも憚られるほど
小さく未熟でふたしかでした
同様に幼いわたしは
その想いに敬意をもって愛と呼びます
そして穏やかに弔います
土に両手を合わせました
その愛は、愛と呼ぶことも憚られるほど
小さく未熟でふたしかでした
同様に幼いわたしは
その想いに敬意をもって愛と呼びます
そして穏やかに弔います
うた | 20080718 |
com:0
ほうせきばこにしまわないで
そこはおしいれとなにもかわんない
そのてに おさまることがないなら
どうか くだいてつちにかえして
しまうおもいでがほしいなら
もっときれいなかざりをさがして
ほうせきばこにしまわないでよ
そこはおしいれとなにもかわんない
そのてに おさまることがないなら
どうか くだいてつちにかえして
しまうおもいでがほしいなら
もっときれいなかざりをさがして
ほうせきばこにしまわないでよ
うた | 20080711 |
com:0
躯の節に梃子を入れれば
隙間に枝が接げるでしょう
適宜の水と光があれば
ひとでも花を咲かせるでしょう
指をそいだ手を壌土に挿せば
その肉はそこに命を求めるでしょう
淘汰の満干にのまれ
根を張り蔦を広げ青葉を繁らせ
物言わぬ命となるでしょう
隙間に枝が接げるでしょう
適宜の水と光があれば
ひとでも花を咲かせるでしょう
指をそいだ手を壌土に挿せば
その肉はそこに命を求めるでしょう
淘汰の満干にのまれ
根を張り蔦を広げ青葉を繁らせ
物言わぬ命となるでしょう
うた | 20080701 |
com:2